セルフメディケーション

月曜から御めかし系女子が優しい嘘を求める日々を綴るブログ

アイドル短歌まとめ 1909-12

レモンサワー飲んで体が冷えたから寄り添いあえばもう秋がくる 大倉忠義

 

爪に広げた宇宙を見てこぼす「かわいい」の音 心にもなく 横山裕

ネイルした爪を横山くんに見せて感想を求めてもぜんっぜん興味なくかわいいやんとか適当に言われて終わりそ~と思った勝手な妄想、夢短歌(新ジャンル)。

 

憧れは何色 強い閃光の色 夢に見たおそろいの色 少クラ夢キュン

まっすーと海ちゃんの夢キュン。海ちゃんとてもいじらしかったです。

 

上手だと褒める愛撫は誰のため上手くなったと思うの、君は 大倉忠義

 

今以外全部過去だよ泣いたのも笑ったことも愛したことも 大倉忠義

 

掬い取り嚥下した星 最果てでいつか出会えたはずの鈍色 増田貴久

 

100年も前に見た夜をにれかんで目覚める明日の朝食はパン 薮宏太

 

これからは光しかないこれまでも光しかない寝ても覚めても 小島健 

 

夜2時 冷たい場所を探してる リネンの海に浮く砕氷船 中島裕翔

中島くんのゆったりした大きさは船のようだなと思って作った歌です。

 

ゆっくりとお食べだあれもとらないよ君だけのため育てた景色

 

夜もすがら月をこまねき思い知る誰とも交わることのない点 丸山隆平

丸山隆平」と「月」の親和性の高さよ…。

 

蛇が唆した林檎コンポートにして食べよう ビジューがきらり 八乙女光

 

吠え面をかくな生まれてきたんだろう愛される熱を持て余して 加藤シゲアキ

 

引力を感じる雨に火に袖に君の首筋を伝う汗に

 

あなたと腕を組んで上がる祭壇 2億年後の未来で待ってる

ウェディング・ベルです。

 

瞼を閉じててもわかる今日は満月だね隣には餅がある 増田貴久

 

夜を行く星がこぼした光さえ溶かした熱にまみれて歌う

 

その恋をあげたのは僕 忘れてた? 信じればいい 嘘はつかない 永瀬廉

 

目の前に突き立てられた鋒を飲み込んで吐くロマンスの味

 

瞳孔がまあるくなって僕だけを確かに映すフューシャな夜に 手越祐也

 

夜の空浮かぶ飛行機雲なぞり行く末重ね泣いた赤鬼

 

柔らかな毛布をそっとたぐり寄せ僕を寝かしつける君の熱 知念侑李

 

うるさくて眠れない街 給餌して僕を生かしてるのもこの街

 

強すぎる光が作る底知れぬ影を見ないで弄らないで

好きな相手のことで、知らないことを知りたい!!と思うのは当然ですが、私が知らないことは恐らく「知られたくない」ことである可能性が多分にあるわけで、それを探られるのは嫌だろうなぁと思った歌です。

 

ほんとうに今日が終わってゆく夜にあなたの無垢が起こす東京 手越祐也

 

絶対に離さないって決めたのは僕たちがまだ恋だったころ 丸山隆平

 

身を散らし炎とともにこの星に落ちてきたのは愛されるため 知念侑李

 

いい歳の大人ですのでもう牙は隠しています、でもあるんだよ 八乙女光

 

雪のない街にサンタはどうやって来るつもりなの?迎えに行くよ 小島健

 

 早く寝てサンタを待ちな予定では3時頃には来るみたいだよ 伊野尾慧