セルフメディケーション

月曜から御めかし系女子が優しい嘘を求める日々を綴るブログ

統べる覚悟がある者だけが王座に着きなさい-正門良規 Solo Live SHOWを観て

この公演が発表されたとき、「ままままま正門くんが!?!?!?」となった。だって正門くんが自分一人の名前の看板を背負って43公演もするような人だとは思っていなかったから。そんなグイグイ前に行くタイプじゃなくて、穏やかに後方から見守ってるタイプだと思ってたから、正直大丈夫なのか…?と思う気持ちがあった。

公演の予想がつかなかったのは、私が正門くんに対して「身近にいそうな若いお兄ちゃん」というイメージしか持ってなかったからだと思う。もちろん身近になんかいないけど、特別美しいッッ!!!みたいなビジュをしているわけでもなく、個性強すぎるキャラというわけでもない。リアコだという話は聞くが、正門くんに対してはラビュ〜♡な感情というより、従兄弟とかそういう類の感情で見ているからいまいちピンとこない…。アイドルというか、ギターが上手くて穏やかで進行する歌うあんちゃんのイメージ。

だからそんな正門くんが、2時間くらい一人で何するのか?ギター持って2時間歌うのか?そんな不安な気持ちのまま、どんな公演になるのか全く想像もつかないまま入国したけど、不安を一瞬で吹き飛ばしてくれるような素敵な国だった。自分の中の正門良規という存在の固定概念をめちゃくちゃに壊してくれた。


この公演を行うにあたって、「グループにおいてのセンターに正門を据える」と決めたんだな、センターとしての存在に箔をつけるための43公演なんだなと勝手に思っていて、正門くんがセンター、、、と思ったりもした。良い悪い、好き嫌いでは決してないけれど、思い浮かぶセンターの面々とは全く馴染まない存在だったから、しつこいけど想像がつかなかった。でも登場した瞬間、そこにいたのはセンターの正門良規だったんですよ。登場の時点で想定外すぎて…とてもよくて………
なんというか、めちゃくちゃ覚悟が見えた公演だったなと思います。自分がグループの中で、事務所の中で、アイドルとして、どう進んでいくのか、正門くんの中ではしっかりと決まっていてるんだなと感じました。

敷かれたレールを走れるのは、レールの上に乗せられた人間だけです。乗せられたレールを進むのか戻るのか、走るのか停まるのか、それを選べるのは本人だけです。正門くんは乗せられたレールの上を、自分の意思で爆走してる(もちろんレールを作る点から参加してるんだろうけど)。まごうことなき「アイドル」という存在として舞台に立ってた。観ていて一瞬も飽きることがなかった。これからの正門良規が、Aぇ!groupが楽しみになりすぎる、間違いなく顧客満足度No. 1の現場だった。


あと余談も余談ですが、MCだったり曲のあおりだったりを浴びて、リアコたる所以をちょっと理解してしまいましたね。そして思ったんですが、「リアコ」と「センター」って、あんまり両立しなくないですか?センターって浮世離れした二次元的な、人でない感じのイメージ。リアコは日常に寄り添うような、人みが強い感じのイメージ。正門くんは、リアコとセンターと両立し得る、唯一無二な存在だな…。新しいセンターの形をしている。


観客の前で「アイドルとして一歩一歩精進して行きたいと思います」と覚悟を誓ってくれた正門良規を追いかける覚悟をさせられた、最高のSolo Live SHOWでした。関ジュちゃんもみんなかわいく明るく丸っと愛。山中くんは絶対に来る。最高!!!!関西の未来はきっと明るい!!!!!!!!