セルフメディケーション

月曜から御めかし系女子が優しい嘘を求める日々を綴るブログ

クイーンとエイトをからめてあそぼ

今空前の大ヒットを記録しています映画「ボヘミアン・ラプソディ」。こちらは有名なイギリスのバンド「クイーン」を題材とした映画です。私はクイーンが好きです。そしてジャニーズが好きです。今回はこの好きと好きをかけて、私だけが楽しい記事をしたためます。

 

クイーンは4人のメンバーから構成されます。「クイーン」といえば、パワフルかつ繊細な圧倒的パフォーマンスをするフレディ・マーキュリーの印象が強いのではないでしょうか。フロントマンなのですから当然です。あのとてつもない存在感に加えて、幅広いジャンルの曲をたくさん生み出す才能の塊でもあります。天はごく稀に人に二物も三物も与えます。

その天にごく稀に二物も三物も与えられた人が4人集まったバンド、それがクイーンです。ギターはブライアン・メイ。彼も曲を作ります。あの有名な「We Will Rock You」を作ったのも彼です。彼が愛用する赤いギターは、彼と父が暖炉の木から作り上げた唯一無二のギターです。また天文学者でもあります。頭がいいです。加えて御年71歳となるにもかかわらず衰えない圧倒的な毛量。頭がいいです。

ベースはジョン・ディーコン。この人も曲を作ります。アメリカでめっちゃ売れた、有名な漫画の有名な登場能力(?)である「Another One Bites the Dust」を作ったのも彼です。機械に強く、ブライアンのアンプを作ったりもします。性格は穏和で、歌いません。マイクに向かって歌っていても、マイクの電源が入っていないか、口パクです。現在は隠居生活を送っているようです。

ドラムはロジャー・テイラー。この人も曲を作ります。レディー・ガガの名前の由来となった「Radio Ga Ga」を作ったのも彼です。何と言ってもお顔がいい。若かりし頃の彼はお人形さんみたいです。「Bohemian Rhapsody」のPVの最後に上半身裸で銅鑼を叩く様は「おっサマリーか?」と思ってしまうほどです。根っからのロックンローラー。少しハスキーな声がセクシー、それでいて透き通るような高音でコーラスをします。

 

そんな「曲を作る」という一物を持っている4人が集まったバンドとなれば、魅力的な曲が山ほどあります。バリバリロックなカッケー曲から、しっとり夜に流したい曲、あいつ死なねーかな?という気分の時に歌ってやりたい曲、どの感情にもぴったりな曲があります。

そして私はジャニーズが好きです。たくさんある曲の中から、好きな誰かにぴったりな曲を当てはめるのが好きです。今回は、クイーンと関ジャニ∞を勝手に掛け合わせていきます。

 

まず、これ絶対丸ちゃん~~~~~~~!!!!!!と思ったのは、「Good Old-Fashioned Lover Boy」です。

Queen - Good Old Fashioned Lover Boy (Top Of The Pops, 1977) - YouTube

お相手をエスコートするラヴァー・ボーイ(ラヴァー・ボーイが何かは知らない・・・)の曲なんですが、いちいち伊達っぽい振る舞いや言葉がとても丸ちゃんっぽい。「君だけの恋人になってあげるよ」やら、「君といっしょにいられないときはいつでも君の事を考えてるよ」やら、一事が万事こんな調子。だって丸ちゃん、9時にリッツで待ち合わせやでって予約してくれて、ここは僕に払わしてよって当然のようにご馳走してくれて、帰りはタクシーの中で「君の家に連れて行ってくれてもいいねんけど」とか言いそうじゃないですか?!めっちゃカッコつけて!!途中で入る仲間からの「今日の晩なにしてんの?そんなことどこで覚えてきてん!」という冷やかしは、是非メンバーにやっていただきたいです。かわいいかわいい曲です。

 

亮ちゃんは「ロジャーの作った曲ならどれでも」という雑な感じなのですが(なんか亮ちゃんとロジャーは根幹が似てる気がします。ロックンローラーなとことか車が好きなところとか顔が綺麗なところとか?)、一つを選ぶとしたら、「Stone Cold Crazy」です。ロジャー単作の曲ではない。どんどん選曲理由関係なくなっていってるな。

Queen - Stone Cold Crazy (Official Lyric Video) - YouTube

とにかくドラムも歌もベースもギターも速い!!この歌詞のテンポの感じ大好きです。絶対噛んで歌えない自信ありますね。そもそも英語で歌えませんが。わかりやすいバリバリのバンドサウンドはコンサートで弾いてる亮ちゃんや叩いてる大倉くんを安易に想像できます。歌詞は不穏な空気。狂ってる!と言いながら逃げる俺を歌っています。洋楽の歌詞は雰囲気で聴いているので真意はわかってませんすみません。とにかくこの音がめっちゃ亮ちゃんぽいな~~と思った盛り上がる曲です。あとQueen - I'm In Love With My Car (Official Video) - YouTubeも亮ちゃんに合うと思う。車が大好き!!という歌です。

 

クイーンは10枚目の「Hot Space」というアルバムで、これまでのメロディアスだったり、ポップなメロディーだったりといった曲から、ゴリゴリとベースを響かせ今までのない感じへ方向転換を図りました。評価としては賛否両論、というかあまりウケなかったのか、次作からはまた元の作風に戻った感じがあります。そんな異端のアルバムに収録されている「Dancer」という曲は、ヤスくんが演ったら絶対格好いいと思います。

Queen - Dancer (Official Lyric Video) - YouTube

始終高めの音域で歌われるこの曲、相手に焦がれダンサーと何度も呼びかける女々しさと、メロディーラインやリズムの男らしさのギャップ、一筋縄ではいかないこの感じ、ヤスくんに、ヤスくんの声に合うはず。バリバリ格好つけて歌い演奏し踊ってほしい。うす暗い照明の中、Dancer、と呼びかける歌詞に合わせて一瞬明るくなる照明に照らされる格好付けた姿、想像するだけでテンション上がります。でもこの曲キメる箇所が多すぎて、コンサートで観たとき心臓持つか心配・・・(しない)。最後のフェードアウトしていくところで鳴るギターもらしい感じがする。歌って良し・弾いて良し・踊って良しの安田章大って、いいもんですねぇ。

 

人間の根幹ってそうそう簡単に変わらない物だと思います。対外的なもの、外見や見える感情が変わろうとも、誰にも見えないその腹の中は変わらない。私が見ることができる「村上信五」という存在は、村上信五さんの一桁パーセントくらいかもしれませんが、その印象は常にフラット。感情の波があまりなく、いつでも村上信五なイメージがあります。そう思わせることは容易なことでは決してないと思います。そんな村上くんを見ていて、「Keep Yourself Alive」という曲を聴きたくなりました。

Queen - Keep Yourself Alive (Official Video) - YouTube

最近では車のCMにも使われていました(C-HRかっこいいけど後部座席狭~~)。タイトル通り「Keep Yourself Alive」というフレーズを繰り返し歌っています。翻訳サイトにかけたら「自分自身を生かす」と変換されましたがなんのこっちゃか、歌詞訳では「生き続けるんだ」と訳されています。「川をどれだけ渡ろうと 道をどれだけ歩もうと 僕は元の位置にそのまま立っているさ」。自分を生き続けて、周囲が、立場が、環境がどれだけ変わろうとも、生き続けているだけ、自分の腹は変わらない。明るいメロディーで歌われる冷静さに、やっぱりなんとなく村上くんを思い起こします。

村上くんはフレディの愛猫賛歌 Queen - Delilah - (Official Lyric Video) - YouTube と迷ったんですが、ここまでチーちゃんに甘くなさそうなので・・・しつけはきっちりしてるイメージ。

 

横山くんの愛について、いろんな人が話すのを聞くことがあります。最初は人見知りでも、一度懐に飛び込むとすごく可愛がってくれるという後輩の話、弟や家族に対する思いの強さ、メンバーと過ごしてきた分だけ募る思い出。横山くんが人に注ぐ愛って多分尋常じゃない量なんだろうなと思ったりします。そんな横山くんに合いそうなこの曲。フレディがまるまる携わったという意味では、クイーンとしての最後のアルバムに収録されています。

Queen - These Are The Days Of Our Lives (Official Video) - YouTube

穏やかな、凪いだ海のようなゆったりしたテンポと、丁寧に歌うフレディの声。昔を思い出して、過ぎた過去を惜しみ、今を思う歌詞に、「これから」と同じくらいに「これまで」を大切にしている横山くんが重なります。相手からの見返りの愛なんてその存在すら考えず、始終供給に徹する、自分の相手への愛だけを考える様子。優しく囁く最後の「I still love you」というフレーズにもしみじみらしいなあ、と感じたり。相手を前にして絶対言わないよね~ひとりこっそりごちるタイプだよね~横山くんの何を知ってんだおめーはという話ですが!パーカッションの音が特徴的なのもこの曲を選んだ要因かも。これ聴きながらうたた寝するとすごくいい夢を見れますよ。

 

横山くんとは対照的に、大倉くんは結構「弱さ」をファンにも見せてくれている気がします。横山くんはどちらかというと「弱さを見せたら負け」という思想がありそうでないですか?大倉くんはファンサービスの一つとして「弱さ」を見せてくれます。もちろん実際の本当につらい、しんどい、嫌だ、はファンに見せるものではないので見せてくれませんが(それでもそんな見せたくないであろうしんどさを吐露せずにはいられなかったということがありましたけどね・・・)、「忠義ってば・・・本当に私がいないとダメなんだから」と思わせるタイプの「弱さ」を見せてくれます。そんな「弱さ」を歌ったこの曲、大倉くんにぜひ歌ってほしい。

Queen - Save Me (Official Video) - YouTube

この曲はPVも美しいので必ず観てください(強要)。「Save Me」、僕を救ってというタイトル通り、救いを求める未練タラタラなこの曲。私の中でno-no-noからの流れを勝手に汲んでいます。別れた直後は強気でいられた僕も、時が経つにつれ君への思いがマシマシ。すがるように、呪うように変化していった愛の重さが歌われています。とにかく美しい旋律で作られたこの曲、終盤のギターソロはギターが泣いているとしか思えません。ギターで嗚咽を表現するブライアン・メイは言わずもがな天才。大倉くんは女々しさの交じった弱さを歌う才能があります。この曲でショートムービー撮って主演してほしい。泣いてほしい。大倉くんが見せる弱さは、応援を煽る最高のエッセンスです。一人でなんて立てない、僕を救ってほしい、僕は毎日泣いている、あの嘘を信じてる、死ぬまであなたを愛してる。そうむずがって庇護欲を掻き立てさせる。大倉くんにはアイドルとして存在する才能があります。でもしんどかったら無理しないでほしいです。とにかく美しいものと美しいものをかけたら汚くなるはずがないんだ!!!

 

ついでに、すばるくんと一緒に抱きしめたい一曲。

Queen - Spread Your Wings (Official Video) - YouTube

現状に満足できず、「これが最後のチャンスかもしれない」と、夢見る世界へ一歩を踏み出そうとするサミーを励ます曲です。

「サミー、お前自分が何様だと思ってるんだ どうしてエメラルド・バーでの仕事に満足できないんだ」

ボスにたしなめられたって、サミーは自分の夢へ羽ばたいていきます。足枷をつけるのは、いつだって自分以外の他なりません。その足枷を外すことができるのだって、自分以外の他にはいません。自分の人生の舵をとるのは自分です。自分の人生の責任を取るのだって自分です。夢をみることも、その夢を現実にすることも、失敗したと感じるのも、成功だと思うのも自分です。

今を手放して羽ばたいていくのはすばるくんが選んだ道です。他人が口出す権利もありません。でも、その道を歩いてたどり着く先がすばらしい場所であることを願うのは、私の勝手です。私の好きな彼らが、誰もが、悪くなかったと思えるように。だってきみは自由な人間なんだからとフレディも歌っています。

 

最後に、関ジャニ∞というグループに対してぴったりだと思う曲です。

Queen - Let Me Entertain You (Official Lyric Video) - YouTube

あらゆる手段をつかってあなたを楽しませる、君を楽しませるためだけに僕たちはここにいる。クイーンのショーに対する、興行というものに対する感覚ですが、似通った物があるのではないでしょうか。自分たちの存在を商品として、価値あるものとして提示し、供給してお金をもらう。ロックから何からSMショーまで、全てはあなたを楽しませるために!という姿勢はエンターテインメントの骨頂です。

 

クイーンというバンドは最高のバンドです。関ジャニ∞というグループは最高のアイドルです。彼らの最高のエンターテインメントを享受してなんとか日々を生きています。どちらの曲も素敵です。大好きです。興味が少しでもあれば、曲を聴いてみてください。挙げた以外の曲でも山ほどあります。幅広いジャンルの曲を作り、演奏し、歌うクイーン、あなたが好きだなと思う曲はひとつはあるのではないでしょうか。

あ~~~~楽しかった!!